[寄稿]
2009年4月号 174号
(2009/03/15)
世界の金融機関の歴史は、合併・買収の歴史でもある。九〇年代後半の日本における金融危機が三大メガバンクを誕生させたように、合併・買収は金融危機の下で加速される傾向がある。今回も、JPモルガン・チェースによるベア・スターンズ、バンク・オブ・アメリカによるメリル・リンチ救済に続き、ウェルズ・ファーゴがシティグループとの競争に打ち勝ち、ワコビアを吸収合併した。これにより資産規模一・四兆ドル、顧客四八〇〇万人、従業員二八万人、一万七〇〇の拠点を四〇州以上で展開する米国有数の広域地銀が誕生した。
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――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
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