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2011年12月号 206号
(2011/11/15)
総件数の5.7%。金額規模は大型化へ
日本企業と中国(香港を含む)企業のクロスボーダーM&Aは、1-10月期76件と、前年同期の70件から6件、8.5%の増加となった。M&A総件数に占める割合は5.7%まで上昇している。日本企業による対中投資(INOUT)が49件と、前年同期比11件増加したためだ。このまま推移すれば2010年の83件を上回り、過去最高を記録しそうだ。他方、中国企業による対日投資(OUTIN)は27件と、東日本大震災の影響などで前年同期比5件減少しているものの、金額規模は大型化している。76件のうち、金額上位15件をみてみると、いずれも事業会社同士で、OUT-INも4件含まれている。日本企業と中国企業の連携強化、事業再編の動きが本格化してきているといえる。今後ますます活発化しそうだ。
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