[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]

2019年1月号 291号

(2018/12/17)

第165回 アパレル業界 ファーストリテイリングが過去最高業績を達成、「情報製造小売業」実現加速

マール企業価値研究グループ
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 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの好業績が際立っている。好調な海外事業がけん引し、売上高は初めて2兆円を突破した。アパレル業界全体でみると、ネット通販や中古品売買の台頭といった構造変化が進み、苦戦する企業が少なくない。ファーストリテイリングは、新たなビジネスモデルとして「情報製造小売業」への進化に向けて動き出している。


ファーストリテイリング 売上高が初の2兆円 海外事業が好調 

 ファーストリテイリングが2018年10月に発表した2018年8月期の連結決算は、売上高は前期比14.4%増の2兆1300億円、営業利益は同33.9%増の2362億円、純利益は同29.8%増の1548億円でいずれも過去最高を更新した。売上高が初めて2兆円の大台に乗った。積極出店を進める海外の「ユニクロ」事業が好調で、売上高は同26.6%増の8963億円と、初めて国内の「ユニクロ」事業の売上高(8647億円)を超えた。
 海外事業では、

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