国内ベンチャー企業へのM&A(IN-IN、OUT-IN)は1-9月期840件と、前年同期の837件を上回り、同期間で最多を更新した。うち、IN-INが780件と、前年同期の761件から19件増加した。買い手(当事者1)をみると、事業会社の直接投資が引き続き活発だ。事業会社が設立したCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)投資を加えると全体の6割を超える。ベンチャー(当事者2)の業種は「ソフト・情報」が524件と圧倒的に多い。コロナ禍で企業に対するDX(デジタルトランスフォーメーション)推進圧力は強まっており、ベンチャーとの連携による技術やノウハウの取り込みの動きが加速しそうだ。2020年9月の動き 9月は91件あった。M&A全体(284件)の