[M&Aの現場から]
2014年2月特大号 232号
(2014/01/15)
ベイン・アンド・カンパニーは、1973年米国ボストンに創設された。現在世界32カ国に50拠点のネットワークを展開し、5700人のスタッフを抱える世界有数の戦略コンサルティングファームである。
ちなみに、2006年に日本オフィスを開設した世界的なプライベート・エクイティ(PE)ファンドであるベインキャピタル(Bain Capital LLC)は、84年にベイン・アンド・カンパニーのシニアパートナーらによって設立されたが、現在ベイン・アンド・カンパニーとの法的・資本的な関係はない。
「ベイン・アンド・カンパニーのパートナーはそれぞれが専門領域を持っております。東京オフィスでは、私と東京オフィス代表の火浦(ひうら)俊彦・マネージング ディレクターがM&Aを担当しております。M&Aの案件は上流のストラテジー立案のケースもあれば売却のプロジェクトもありますから、M&Aのタイプと対象企業が属する業界に応じてグローバルなスタッフを含めて適宜チームを組成しています。特にPEファンドのクライアント専用の部隊として“プライベート・エクイティグループ”が東京だけではなくて世界の各オフィスにあります」と語るのは、パートナーの奥野慎太郎氏。
奥野氏は1976年4月生まれ。京都大学経済学部を99年に卒業して東海旅客鉄道(JR東海)に入社。新規事業開発に携わったのち03年にベイン・アンド・カンパニーに転じ、09年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院経営学修士課程(MBA)修了。現在ベイン・アンド・カンパニーのM&Aプラクティス、戦略プラクティスおよびテクノロジー&テレコム・プラクティスのメンバーを務める。
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