[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [ベトナムマーケット概要](ワールディング)]

(2013/04/10)

ベトナムの自動車業界

 谷口正俊(株式会社アクティブリッジ 代表取締役社長)
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2018年のASEAN域内関税撤廃を見据え、正念場を迎える自動車製造業界

 ベトナムの自動車の市場規模は、ここ数年間、年間15万台ほどで推移している。内訳は、国内製造10万台ほど、残りが輸入車となる。

 ベトナムでは、現在12社の外資系自動車メーカーが進出している。そのうち日系は、トヨタ、日産、スズキ、三菱、いすゞ、ホンダ、日野が進出済であり、これらベトナム国内の外資系乗用車のシェアはトヨタが圧倒している。(2012年上半期シェアは53%)。

 ただし、これら外資系自動車製造業は、いずれも製造レーンは組立のみであり、タイやインドネシアの自動車産業の集積が進む中、一方ベトナムにおける自動車業界の発展の可能性は低いと予想されている。



株式会社アクティブリッジ

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■筆者プロフィール
谷口正俊(たにぐち まさとし)
1973年イタリア・ローマ生まれ。
早稲田大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーション入社。
同社退社後、2000年7月「教育を通じてより良い世の中へ」と、教育関連企業(株)ウィル・シードを共同創業、代表取締役副社長就任。大手企業400社の人財育成支援及び、全国の小中学校に新しいタイプの体感型教育プログラムを提供。
同社副社長を退任後、2006年6月、(株)アクティブリッジの設立に参加。
2010年5月代表取締役社長に就任。
日系企業のベトナム進出支援、ベトナム人技術者育成・派遣事業を展開中。
日本とベトナムを往復する日々を送っている。


 

 

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