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(2025/08/20)

芝浦電子のホワイトナイトに名乗りを上げたミネベアミツミの思惑

マール企業価値研究グループ
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 ベアリングやモーターなどの大手電気部品メーカーであるミネベアミツミと、台湾の部品大手のヤゲオ(国巨)による、芝浦電子(温度センサー大手)をめぐるTOB合戦が続いている(2025年8月中旬時点)。

 ことの発端は、2024年12月にヤゲオが芝浦電子に買収提案を行ったこと。しかし、芝浦電子からは合意が得られず、ヤゲオは同意なきTOBを実施することを2025年2月に発表、同年5月にTOBを開始していた。その間、芝浦電子はいわゆるホワイトナイトを探し始め、ミネベアミツミとの交渉を開始していた。芝浦電子の要請を受ける形でミネベアミツミは同年4月10日、ホワイトナイトとしてPEファンドのアドバンテッジパートナーズと共同での対抗TOBを発表、TOB価格を4500円に設定した(ヤゲオの当初TOB価格は4300円)。

 その後、

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