ベアリングやモーターなどの大手電気部品メーカーであるミネベアミツミと、台湾の部品大手のヤゲオ(国巨)による、芝浦電子(温度センサー大手)をめぐる
TOB合戦が続いている(2025年8月中旬時点)。
ことの発端は、2024年12月にヤゲオが芝浦電子に買収提案を行ったこと。しかし、芝浦電子からは合意が得られず、ヤゲオは同意なきTOBを実施することを2025年2月に発表、同年5月にTOBを開始していた。その間、芝浦電子はいわゆる
ホワイトナイトを探し始め、ミネベアミツミとの交渉を開始していた。芝浦電子の要請を受ける形でミネベアミツミは同年4月10日、ホワイトナイトとしてPEファンドのアドバンテッジパートナーズと共同での対抗TOBを発表、TOB価格を4500円に設定した(ヤゲオの当初TOB価格は4300円)。
その後、