[視点]
2008年5月号 163号
(2008/04/15)
対日直接投資拡大への期待
グローバル化が進展するなか、わが国が成長していくために対日直接投資は必要不可欠と考えられる。諸外国と比べれば確かにわが国への直接投資の規模は小さいが、2007年にはこれまでOUT-INの少なかった食品業界で、同業者による買収(英キャドバリー・シュウエップスによる三星食品買収)が実施された。また、グリーンフィールド投資においても、スウェーデンの家具大手イケアが2006年にわが国第1号店を千葉県にオープンし、2008年には関西に進出する予定である。大田経済財政政策担当大臣は、対日直接投資政策の大きな転換点になるものとして対日投資有識者会議を発足させた。同会議の報告は福田内閣の成長戦略に反映させる方針であり、今後の議論の行方が注目される。
レコフ 企業価値研究所 澤田英之
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