[Webインタビュー]

(2015/03/25)

【第52回】マーバルパートナーズがPwCグループ入りした理由

岡 俊子(プライスウォーターハウスクーパースマーバルパートナーズ 代表取締役社長)
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資本提携の背景

―― 2015年2月16日、プライスウォーターハウスクーパース株式会社(以下PwCKK)は、ブレイン・アンド・キャピタル・ホールディングス(代表取締役社長:今村俊介)が保有していたマーバルパートナーズ(以下マーバル)の株式を譲り受けました(*1)。これに伴って、「株式会社マーバルパートナーズ」は、「プライスウォーターハウスクーパースマーバルパートナーズ株式会社」に社名変更され、PwCグループに入ったわけですが、今回の資本提携の背景には何があったのですか。

「今回の資本提携についてご理解いただくために、私どもの会社の沿革をお話ししたいと思います。マーバルの原型ができたのは、アビームコンサルティング、あるいはその前のアンダーセンの時代でした。エンロン事件(2001年に米エネルギー会社エンロンの不正が発覚)をきっかけに、アンダーセンがなくなるというので、アビームコンサルティングに戻ったわけですが、同社はその後NECからの出資を受けました。その後にIT色が強くなり過ぎると、M&Aコンサルを担っていた我々の部門が埋もれてしまうのではないかという危機感を持ったことから、当時戦略やM&Aのコンサルティングを担っていた部門を『アビームM&Aコンサルティング』として分社化して、戦略とファイナンスの両輪を軸とするM&Aコンサルティングを本格的に行うようになりました。

 

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