キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、キヤノンのグループ会社として国内市場のマーケティング活動やソリューション提案を担うだけでなく、M&Aや資本業務提携を戦略的に活用し、IT分野などに事業領域を拡大している。特に近年は、2022年のキュービーファイブ、2023年の東京日産コンピュータシステム(現・TCS)、2024年のプリマジェストのグループ化など、M&Aを加速させている。2024年1月には未来志向で社会課題を解決するために新たな事業の創出に取り組む「R&B(Research & Business Development)」の専門組織を新設するなど、M&Aを含む「非連続な成長戦略」を推進する体制を強化している。キヤノンMJのM&A戦略とはどのようなものなのか。