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[M&Aの現場から]

2021年8月号 322号

(2021/07/15)

【バトンズ】中小・超小規模M&A案件を対象にした日本最大級のプラットフォーム

大山 敬義(代表取締役社長 兼 CEO)
大山 敬義氏

大山 敬義氏

 バトンズは、2013年、日本M&Aセンター内の社内ベンチャーとして日本初のM&Aプラットフォーム「@net」がローンチされたのがはじまり。その後、2018年4月にスピンオフして「アンドビズ」(2019年にバトンズに商号変更)が設立された。日本M&Aセンターが32.46%を出資している。

 社内ベンチャーとして同社を立ち上げたのは大山敬義氏。立教大学社会学部を卒業。1991年日本M&Aセンターの設立に参画し、常務取締役総合企画本部長を経てアンドビズ(現バトンズ)の代表取締役社長兼CEOに就任した。

 「日本M&Aセンターの第1号案件は、年商約6000万円、従業員が5人くらいの会社でした。しかし、事業の拡大とともに中堅規模の案件が中心になっていきました。中小企業を対象としたM&Aは買主を見つけるのが難しく、経済的に見合わないからです。日本の企業数の99%を占める中小企業、小規模事業のM&Aにどう向き合っていくべきかを考えていた時に、米国視察の機会を得ました。その時に現地の投資銀行家から『君たちがやっていることはビジネスブローカーと言うのだ』と言われて、カリフォルニアのオンラインM&Aサービスの企業を紹介されたのです。オンライン上に3万件以上の売り案件が載っていて、買い手をネットで公募していました。そのサービスを支えていたのがM&Aの手続きを支援する弁護士などのビジネスブローカーと呼ばれる専門家の存在でした。これにヒントを得て2013年に500万円で『@net』という試験システムを作って社内ベンチャーとして立ち上げたインターネットを使った中小企業、小規模事業のマッチング事業がBATONZの原型です。

 M&Aの相手をインターネットを使ってオープンで探すという手法は、

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