[M&Aトピックス]

(2023/07/05)

2023年1~6月のIPO件数は42社、通年で100社も視野に

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 2023年上半期(1~6月)の国内市場における新規上場(IPO)の企業数は42社だった(図表1、TOKYO PRO Marketへの上場を除く)。東証のプロ向け市場である「TOKYO PRO Market」への新規上場が、1~6月で過去最多の14 社(前年同期比+3社)あり、TOKYO PRO Market上場も含めれば、新規上場企業数は56社だった。このうち、TOKYO PRO Marketを経由して上場した企業が2社あるため、2023年1~6月期は44社が新規上場したことになる。

 1~6月にIPOした企業の資金調達額の合計は、2575.5億円(公募・売出の合計額・注)。東証市場全体でみると、1社当たりの調達額の中央値は、2023年1~6月では19.4億円だった。追加の売出も含めたオファリング総額の最大は楽天銀行の895.6億円。

 今後のIPOの見通しについては、2022年の国際金融情勢の混乱でIPOを見送った企業が新規上場を再検討する動きが顕在化しつつあるといい、東証も「IPOを目指す企業の動きは堅調」(上場推進部)とみている。IPO件数が通年で100社を超える可能性は十分にあるという。

(注)海外、 オーバー・アロットメントも含む。また、TOKYO PRO Market への新規上場及びTOKYO PRO Market経由の上場は除く

【図表1】国内IPO件数の推移(通年)
国内IPO件数の推移(通年)
(出所)東証

【図表2】2023年1~6月のIPO企業一覧
上場日会社名市場都道府県売上高
(億円)
経常利益
(億円)
当期利益
(億円)
時価総額
(初値、億円)
2023/01/26(株)テクノロジーズグロース東京7.90.60.899.1
2023/01/26あさかわシステムズ(株)TPM和歌山10.61.61.214.0
2023/01/26(株)ミモナTPM和歌山35.85.13.514.9

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