[【小説】経営統合の葛藤と成功戦略]
2011年12月号 206号
(2011/11/15)
システム統合を巡る対立から合併交渉は暗礁に乗り上げていた。親会社の介入による事態打開を模索する山岡ファイナンスサービス社の松尾明夫事務局長は、統合推進担当役員である専務の田中宏明を何とか親会社に連れ出すことに成功し、専務は渋沢ファイナンスコーポレーション社との状況と合併白紙も視野に入れた今後の見通しについて自ら説明した。
説明を聞いた親会社本部長は激昂し「出直してこい」と厳しい口調で田中を叱責すると、会議室から去って行った。
*Cコース会員の方は、最新号から過去3号分の記事をご覧いただけます
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
[Webマール]
――4月1日「オリックス・クレジット」から「ドコモ・ファイナンス」に社名変更
[Webインタビュー]