秋元 信行氏
AT PARTNERSは、秋元信行氏と土佐林淳氏が2018年7月に設立したファンド・オブ・ファンズ。1号ファンドは、投資対象をイスラエルに特化して現地のベンチャーキャピタル(VC)への投資を通じて同国のスタートアップの情報を効率的に集め、日本企業との協業を橋渡しする。
秋元氏は、1964年生まれ。87年NTT入社。99年からNTTドコモに。2000年ドコモ米国研究所COO。05年米ドコモ・キャピタル プレジデント&CEO。13年NTTドコモ・ベンチャーズ副社長。16年7月NTTドコモスマートライフビジネス本部グローバルサービス推進室長を経て、2018年7月AT PARTNERSを設立した。
「私は、20年近くNTT及びNTTドコモのCVC(Corporate Venture Capital)でスタートアップ投資を担当してきました。この間、本社のバランスシートからの直接投資であったり、CVCという子会社のバランスシートからの投資、あるいはCVCと親会社で2人組合を作ってベンチャー投資を行うなど、さまざまな投資スキームを直接、間接に経験する中で、大手事業会社のCVCのそもそもの目的は何かについて、もう一度原点に立ちもどって考えてみたのです。スタートアップへの投資には、キャピタルゲインの獲得やベンチャーのコミュニティに自ら足を踏み入れてリレーションを作りたいとかさまざまな目的があります。しかし、最も重要なのは有望なスタートアップと一緒になって新しい価値を創り出すことで、投資はあくまで手段でしかないのです。
マイナー投資を行っても