特集： 企業の成長戦略とCVC活用の重要ポイント

事業会社が「コーポレート・ベンチャー・キャピタル（CVC）」と呼ばれる投資ファンドを設立して、ベンチャー企業に投資する動きが日本でも増えてきた。日本経済の停滞は、企業のイノベーション創出力の停滞にあるとの指摘がある中で、大企業を中心に、従来の自前主義から脱して、ベンチャー企業が持っている先端技術や画期的なビジネスモデル等を取り入れることで事業活動を活性化させることを狙った戦略的な動きとして注目されている。そこで、今号では、MARR M&Aデータベースを基にした日本におけるCVCによるベンチャー企業のM&Aの現状分析、CVCの投資ストラクチャー、ベンチャー企業の発掘方法、投資先ベンチャー企業の評価法などCVCの実務に踏み込んだ座談会、さらにCVC経営者へのインタビュー、米国におけるCVCの活用と戦略に関する寄稿によって、実際に企業がCVCを成長戦略に活かす上で留意すべき重要なポイントについて特集を組んだ。

• マーケット動向

  [データで見る] 投資ファンド コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)

  CVCによるベンチャー企業へのM&A動向

• 座談会・インタビュー

  [対談・座談会] M&A戦略 案件発掘（ソーシング） 企業価値評価・DD 事例研究 弁護士 投資ファンド コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)

  [座談会] 企業の成長戦略とCVC活用の実際

  　秋元 信行（NTTドコモ・ベンチャーズ　副社長）
  　尾崎 一法（アント・キャピタル・パートナーズ　代表取締役会長、日本ベンチャーキャピタル協会　会長）
  　木下 万暁（ホワイト＆ケース法律事務所　弁護士）
  　渡辺 洋行（B Dash Ventures　代表取締役社長）
  　司会　編集委員　池田 耕造　　（50音順）

• 座談会・インタビュー

  [特集インタビュー] 投資ファンド コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)

  CVCには、ベンチャー企業のバリューアップ能力が問われている

  　田島 聡一（サイバーエージェント・ベンチャーズ　代表取締役社長）

• 視点・寄稿

  [寄稿] M&A法務 M&A契約・交渉 弁護士 投資ファンド コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)

  米国におけるコーポレート・ベンチャー・キャピタルの活用とその戦略

  　ホワイト＆ケース法律事務所／ホワイト＆ケース外国法事務弁護士事務所（外国法共同事業）
  　木下 万暁（弁護士・カリフォルニア州弁護士）
  　エリック・マークス（外国法事務弁護士・カリフォルニア州弁護士）