[【小説】経営統合の葛藤と成功戦略]

2012年11月号 217号

(2012/10/15)

第41回 『事態打開の新たな案』

 神山 友佑(デロイト トーマツ コンサルティング)
  • A,B,EXコース

山岡ファイナンスサービス社と渋沢ファイナンスコーポレーション社は、両社の統合推進事務局長に対し、合併日延期に向けた準備指示を出していた。両事務局長は苦悩しながら、ただ単に合併日を後ろ倒しするのではなく、合併せずともできるものから事前に統合を進めるコンセプトを生み出そうとしていた。
そんな中、外部協力会社の事情により合併日はさらに伸びてしまう可能性が生じてしまう。2人は新たな、そして抜本的な事態打開策を考え出す必要に迫られてしまった。

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