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2009年12月号 182号

(2009/11/15)

上場企業が買い手となるM&A『事業譲渡』の動向

  • A,B,EXコース

1-10月期2.9%増。電機業界で活発化

東証1部やジャスダックなどに上場する企業が買い手(当事者1)となるM&Aのうち、事業を取得または複数の会社間で統合する「事業譲渡」(会社分割を含む)が増えている。M&A全体で約2割減、「事業譲渡」全体で約1割減少するが、1-10月期105件と、前年同期の102件から3件、2.9%の増加となった。105件中、買い手は東証1部など上場企業78件、新興市場上場企業27件で、東証1部など上場企業が7割超を占める。業種では、電機業界での活用が急増している。世界的な金融危機などを背景に経営悪化や破たんする企業が増えるなかで、必要事業だけを取得し、事業強化、再構築を図る有効手段として、今後も活用が増えそうだ。

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