[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

2010年11月号 193号

(2010/10/15)

企業再生支援機構、国内金型大手2社を支援、事業統合へ

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9月の国内M&A市場では、自動車用金型で国内2位の富士テクニカと3位の宮津製作所(群馬県大泉町)が事業統合を軸とした事業再生計画への支援の申込みを企業再生支援機構(東京)に行い、同機構は支援決定を発表した。ものづくり技術の日本からの流出を懸念した経済産業省が後押しした。また食品卸業界では、国内市場が縮小する中、生き残りをかけ、国内食品卸最大手の国分が冷菓、冷凍食品卸会社を買収する。菓子事業の強化を図る。日本企業による外国企業のM&Aでは、アサヒビールが国内ビール生産体制の再編を進める一方で、中国食品・流通最大手、台湾の頂新グループの持株会社に資本参加、中国での事業拡大を図る。そのほかシャープによる太陽光発電会社の買収や住友商事によるシェールガス権益取得など資源・エネルギー関連も注目される。

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