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2012年9月号 215号

(2012/08/15)

「日本と欧州のクロスボーダーM&A動向」 対日投資は激減、対欧州は大型化 (1-7月期)

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日本企業が買い手、売り手いずれかの当事者となる欧州企業とのクロスボーダーM&Aは、1-7月期75件で、前年同期比3件、3.8%の減少となった。欧州企業の対日投資(OUT-IN)が12件と、前年同期比40%減少しているためだ。一方、日本企業の対欧州投資(IN-OUT)は63件と、前年同期比8.6%増加した。金額は1兆4500億円と2011年に続き高水準で推移している。グローバルビジネスの拡大、欧州企業がもつ新興国市場の獲得に向け、大型M&Aを仕掛けている格好だ。欧州の財政危機で景気の先行き不透明感が依然として続くなかで、円高などを背景に日本企業の攻めの姿勢が続いている。

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