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[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]

2020年7月号 309号

(2020/06/15)

第183回 広告・メディア業界~既存メディアのデジタル進出で変わる業界地図

板垣 利治(レコフ 企画管理部)
1.インターネット広告の伸長

 2019年は広告・メディア業界において大きな転換点となった。電通が発表した「2019年 日本の広告費」によると、インターネット広告費が6 年連続で2 桁成長の2兆1042億円となり、2兆円の大台を突破するとともに、テレビメディア広告費1兆8612億円を初めて超えたのだ(図表1)。一方で、新聞広告費、雑誌広告費、ラジオ広告費はすべてで前年割れ。これらにテレビメディア広告費を含めたいわゆる「マスコミ四媒体広告費」も5年連続で減少となった(図表2)。すでに2018年の同発表でテレビ広告費とインターネット広告費は同水準あり、インターネット広告費がいずれ逆転するのは既定路線ではあったが、それでもやはり既存メディアとネット媒体双方でこのニュースは驚きをもって迎えられた。


2.既存メディアのインターネットへの進出

 一方で注目したいのが、インターネット広告費の内訳に、前年より新設された「マスコミ四媒体由来のデジタル広告費」という項目である。これは

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