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[【小説】経営統合の葛藤と成功戦略]

2013年3月号 221号

(2013/02/15)

第45回 『統合までの経営立て直し』

 神山 友佑(デロイト トーマツ コンサルティング)

   山岡ファイナンスサービス社と渋沢ファイナンスコーポレーション社は、「真に価値を生む共同持株会社の設立」という合意に達し、半年後に迫る経営統合の青写真が中間決算で華々しく発表された。
   しかしここにきて山岡FS社の急激な業績悪化が顕在化し、基本合意時点で公表済みの株式交換比率の大幅見直しを渋沢FC社の大株主から求められるなど、統合そのものを揺るがしかねない事態が生じていた。
   事態打開に迫られた両社の経営トップは、2人だけで会談を実施した。そして率直な意見交換を経て、基本合意の順守という固い意思と、必要となる取り組みへの覚悟を確認しあうことに成功した。

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