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2007年9月号 155号

(2007/08/15)

不動産・ホテル業界のM&A(3)

  • A,B,EXコース

外資が大型化。含み益狙った敵対的TOBは失敗

不動産・ホテル業界のM&A件数が増加している。1-7月期は112件で、過去最高を記録した2006年を上回るペースで推移している。公表金額合計は7668億円で、前年同期から約3倍に膨らんだ。なかでも、外資が買い手となる案件が件数、規模ともに拡大している。都心部を中心に地価が値上がりしてきており、投資対象は、破たん関連から、優良不動産を保有する上場会社にまで広がっている。ANAのように、好調なホテル事業を外資に売却し、売却益で本業を強化する動きもでてきた。失敗したが、含み益を狙って国内上場企業同士の敵対的TOBも起こった。M&Aがますます活発化しそうだ。
(レコフ 吉富 優子)

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