[M&A回顧]
2018年2月特大号 280号
(2018/01/19)
2017年のM&A回顧
◇件数は3050件で過去最多。金額は13兆3437億円、前年比21.0%減
◇IN-OUTは672件で最多を更新。金額は7兆4802億円、29.3%減
◇OUT-INは3兆6440億円、前年比42.4%増。投資ファンドの案件が大型化
M&A件数は3050件で過去最多
2017年の日本企業が当事者となるM&A件数は3050件と、16年の2652件から398件、15.0%増加した(表1参照)。06年の2775件を11年ぶりに上回り過去最多を更新した。リーマン・ショックを契機に停滞し、11年には1687件まで落ち込んだが、12年に増加に転じ、以来6年連続の増加となった。金額は13兆3437億円、前年比3553億円、21.0%減少したものの、3年連続で10兆円を超え、引き続き高水準を維持した。
マーケット別ではIN-INが2180件、IN-OUTが672件、OUT-INが198件で、それぞれ前年比19.9%増、5.7%増、同件数となった。うち、IN-INとIN-OUTはそれぞれ2006年の2174件、2016年の636件を上回り、最多を更新した。金額はIN-INが2兆1994億円で41.3%減、IN-OUTが7兆4802億円で29.3%減だった。一方、OUT-INは3兆6640億円と42.4%増加し、2001年の4兆5221億円以来、16年ぶりの高水準となった。
金額トップ20は表2のとおり。
マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。
[Webマール]
[M&A戦略と会計・税務・財務]