建設業界のM&Aは2018年1年間で127件と、2017年の119件を6.7%上回り、最多を更新した。金額も2806億円と、前年比6.7%増加した。うち、
IN-INが108件、2112億円でそれぞれ全体の85.0%、75.2%を占めた。通信工事では上場企業同士の株式交換を活用した経営統合が活発化し、再編が進んだほか、土木・建設では異業種の傘下に入るケースが目立った。建設業界は足元では首都圏の再開発など建設需要旺盛で好況だが、労働者不足、中堅・中小企業の事業承継問題など抱える課題は多い。さらに中長期的に市場縮小が避けられないなかで、各社の取り組みから目が離せない。
2018年1-12月の動き
127件のマーケット別内訳は