[M&Aの現場から]

2024年10月号 360号

(2024/09/10)

【MSD企業投資】投資先企業のトップライン拡大を得意とするPEファンド

安田 浩(代表取締役社長)
嵯峨根 啓彰(取締役副社長)
木村 智幸(管理部 IR責任者)
  • A,B,C,EXコース
左から、嵯峨根 啓彰氏、安田 浩氏、木村 智幸氏

左から、嵯峨根 啓彰氏、安田 浩氏、木村 智幸氏

 MSD企業投資は、三井物産企業投資と三井住友銀行、日本政策投資銀行の3社の出資によって2015年9月に設立された、国内の中堅・中小企業を対象とするPEファンドである。

 「当社は『日本企業による日本企業のための投資事業会社として、企業の課題解決と成長実現を支援し、投資先企業の価値最大化を通じて日本経済・社会に貢献すること』を基本理念とし、目先のリターンよりも出資先企業の成長を、より重視しています。LP投資家の方々もこの点に最も投資意義を感じていらっしゃいます」と語るのは、代表取締役社長の安田浩氏だ。

 三井物産出身の安田氏の下、フロントメンバーは現在20人が在籍する。うち11人がスポンサーからの転籍・出向者、7人がプロパーで主に金融・証券・コンサルの出身者、2人がLP投資家からの出向者で、多彩な出自を持つメンバーが一体となって運用にあたっている。

スポンサーとも連携し、全方位から成長を支援

 ファンドが掲げる運用方針は、次の3点。

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