M&A専門誌マール 2013年6月号 224号(2013/05/15発売)

特集: 競争激化する通販・eコマース業界

ネット端末の普及を背景にeコマースが拡大している。経済産業省によると、我が国のeコマース市場規模(コンテンツ配信などを含む)は2011年に8兆5000億円となり、06年の4兆4000億円から5年でほぼ倍増する勢いとなっている。これに伴って大きく変貌しているのが通信販売業界だ。アマゾンなどショッピングサイトが勢力を伸ばす中で、先行組のカタログ通販会社ばかりでなく、スーパー・コンビニ等の流通小売、家電量販店などもeコマース戦略の強化に乗り出しており、「通販業界」という枠組みでとらえきれないほど業界地図が大きく塗り替わりつつある。本号特集では、この通販・eコマース業界に焦点を当て、弊社データベースに基づいてM&A動向をまとめるとともに、有力アナリストによる業界の現状分析と競争が激化する中での主なプレーヤーの戦略を概観、さらに、この春通販市場に本格参入して注目されているリクルートホールディングスの狙いをケーススタディとしてレポートした。

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