家具・日用品大手のニトリホールディングス（HD）は10月29日、ホームセンターの島忠に対し、
TOB（株式公開買付け）を実施すると発表した。11月中旬をめどに、１株5500円で買い付けを開始する。総額で約2140億円となる見通し（島忠株の同日の終値は5060円）。
島忠に対しては、同業のDCMホールディングス（HD）が1株4200円で10月5日から11月16日までTOBを実施中で、対抗した動きとなり争奪戦の様相を呈する。ホームセンター業界ではこれまで大型再編の動きはほとんど見られなかったが、コロナ禍を受けていよいよ本格化してきたといえよう。
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