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[藤原裕之の金融・経済レポート]

(2021/07/21)

イケアが「都心型店舗」を拡大する理由 ~ 目指すは都心&郊外の「二刀流」

藤原 裕之((同)センスクリエイト総合研究所 代表)
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「イケア・ジャパン」4年ぶりの黒字

 イケア・ジャパンが4年ぶりの黒字となった。20年8月期決算の売上高は前期比2.7%増の867億4400万円、営業利益は19億3200万円と前期から一転黒字化を果たした(図表1)。コロナ禍で家具需要は世界的に伸びており、イケア・ジャパンもこうした巣ごもり需要をうまく取り込んだ格好だ。

 店頭販売にこだわりを持つイケアは長年ネット通販を行ってこなかったが、2015年にようやく欧米でECサイトが立ち上がり、日本では2017年4月にECを通じた販売がスタートした。今回の黒字化はECサイトによる売上増が大きく貢献したようだ(後述する都心店は出店が2020年6月以降であり、20年8月期の業績にはあまり反映されていないとみられる)。

図表1 イケア・ジャパンの業績推移


 イケアが日本に初上陸したのは15年前の2006年。北欧家具の洗練されたデザインと、客が自分で持ち帰って組み立てるサービスがDIYブームと相まって大きな話題を呼んだ。しかしイケア・ジャパンの業績は好調とはいえず、2017年から3年連続の赤字を計上。破竹の勢いで増収増益を続けるニトリとの差が歴然となった。




■藤原 裕之(ふじわら ひろゆき)

略歴:
弘前大学人文学部経済学科卒。国際投信委託株式会社(現 三菱UFJ国際投信株式会社)、ベリング・ポイント株式会社、PwCアドバイザリー株式会社、一般社団法人日本リサーチ総合研究所を経て、2020年4月より合同会社センスクリエイト総合研究所代表。株式会社東京商工リサーチ客員研究員を兼任。専門は、リスクマネジメント、企業金融、消費分析、等。日本リアルオプション学会所属。
ブログサイト「藤原裕之のブログ アートとサイエンスの「あいだ」」を運営。

※詳しい経歴・実績はこちら
※お問い合わせ先:hiroyuki.fujiwara@sense-create.co.jp

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