M&A専門誌マール 2025年3月号 365号(2025/02/17発売)
特集: 「同意なき買収」の歴史と未来の展望
長らくタブー視されてきた敵対的買収。近年になり、経済産業省の「企業買収における行動指針」の策定などを受けて、企業価値を向上させる買収であれば対象会社の同意の有無にかかわらず実行する方向へ転換が図られつつある。
企業買収行動指針の策定後、ニデックによるTAKISAWAの買収や第一生命ホールディングスによるベネフィット・ワンの買収の成功、足元ではPEファンド・ベインキャピタルによる対抗TOB提案、そしてニデックによる牧野フライス製作所への買収提案など、従来「敵対的」と見なされた手法が「同意なき」買収として活発化しつつある。今後、企業価値と株主共同利益の向上の実現を重視する流れがより強まるかもしれない。
ニデックによるTAKISAWAへの同意なき買収の際のリーガル・アドバイザーを務めるなど、一連の実務を長年にわたり経験してきた岩倉正和弁護士に対して、企業支配権市場を専門とするアドバイザーであるクエストハブ代表取締役CEOの大熊将八氏を聞き手にインタビューをおこなった。
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[編集部から]2025年3月号 365号