M&A専門誌マール 2011年7月号 201号(2011/06/17発売)

特集: MBOを活用した経営戦略

2011年に入って大型のMBO(マネジメントバイアウト)案件が次々に公表され注目を浴びている。MBOは、一般には、現経営者が自ら出資して対象企業を買収することとされる。子会社経営陣が親会社から独立したり、オーナー企業の事業承継にも活用され、また、経営者と共同して投資ファンド等が出資する場合があるなど、その目的・形態は多様である。本号では、多様なスキームのうち、上場会社のMBOによる非上場化をとりあげる。非上場化のMBOは構造的に利益相反の問題を抱えており、特にその目的や買収価格の公正性が問題とされてきた。2008年、経済産業省は「MBO指針」を公表して公正な手続き確保のためのガイドラインを提示し、それ以降、実務手続きは相応の進化を遂げてきたようだが、その取引自体に対する評価についてはさまざまな見方がある。そこで、市場動向や最近の傾向を分析しながら、MBOを経営戦略実現の手段として活用してきた企業、それを支援する投資ファンド、そして株式市場を開設する証券取引所など、それぞれの見方を多角的に紹介した。非上場化のMBOのあり方を考える参考となれば幸いである。

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