M&A専門誌マール 2017年3月号 269号(2017/02/15発売)
特集: 第三者委員会の現状と今後の課題
2012年12月号で、「利益相反構造となるM&Aと第三者委員会」と題する特集を組んで、4年以上が経過した。当時は、2007年のいわゆる『MBO指針』において、MBOによる非上場化など、利益相反構造にあるM&Aにおいて、取締役の説明責任を果たすための利益相反回避措置の有力な手法として第三者委員会の設置が推奨されたが、その利用は限定的であった。しかし、ここ1~2年の間で、第三者委員会の組成率は急速に高まりつつあり、利益相反への意識は高まりつつあるようだ。また、実務家の注目を浴びたジェイコム事件の最高裁決定があり、コポーレートガバナンス・コードの流れの中で社外取締役の複数選任が定着するなど、第三者委員会の在り方に影響を及ぼすと思われる環境変化も見られる。本特集座談会では、2016年のM&Aフォーラム賞正賞(RECOF賞)を受賞した『M&Aにおける第三者委員会の理論と実務(商事法務)』の共同執筆者である岡 俊子氏(株式会社岡&カンパニー 代表取締役)、白井 正和氏(同志社大学法学部 准教授)、仁科 秀隆氏(中村・角田・松本法律事務所 弁護士)にお集まりいただき、M&Aにおける第三者委員会の現状と課題について、突っ込んだ議論をしていただいた。
-
[対談・座談会]
[座談会] M&Aにおける第三者委員会の現状と課題
今月のコンテンツ
-
武田、米製薬を買収。がん分野を強化
[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]2017年3月号 269号
-
「日本企業によるASEAN諸国へのM&A(IN-OUT)動向(2)」2年連続の減少。非製造業は活発化
[データを読む]2017年3月号 269号
-
GLOBAL M&A 2017年3月号
[GLOBAL M&A]2017年3月号 269号
-
ESG投資ブームは企業の成長に結びつくか
[視点]2017年3月号 269号
-
【九州ジージーシー】カーライルと組んで海外市場開拓を狙うもやし生産大手
[マールレポート ~企業ケーススタディ~]2017年3月号 269号
-
第99回 買収先経営トップのレポーティングライン
[ポストM&A戦略]2017年3月号 269号
-
M&Aのプロセスにおける基本合意書の位置付け
[M&A戦略と法務]2017年3月号 269号
-
第117回 平成29年度税制改正によるタックスヘイブン税制の見直し
[M&A戦略と会計・税務・財務]2017年3月号 269号
-
第23回 『ブランド価値』
[【小説】新興市場M&Aの現実と成功戦略]2017年3月号 269号
-
【DCMベンチャーズ】日本のメガベンチャーを育成するシリコンバレー発VC
[M&Aの現場から]2017年3月号 269号
-
2017年1月の全国・地域別M&A状況
[地方のM&A~中小企業の事業承継・事業再生と地域金融機関の対応~]2017年3月号 269号
-
次号予告と編集後記(2017年3月号)
[編集部から]2017年3月号 269号
M&A専門誌マールのお申込み
「「MARR(マール)」は日本で唯一のM&A専門誌。
「記事編」(WEBでご提供)と「統計とデータ編」(雑誌でご提供)で構成されています。
M&A専門誌「MARR(マール)」を申し込む
購読お申込み