M&A専門誌マール 2024年3月号 353号(2024/02/15発売)

特集: SHIFTのM&A/PMI戦略とそれを支えるIR戦術~キーパーソンが語る「株主・投資家との対話を通じた企業価値向上施策」

SHIFTグループは2005年9月、丹下大氏により設立された。ソフトウェアの「品質保証」を起点に、顧客の“売れるサービス作り”全体をサポートしている。2014年東京証券取引所マザーズ市場に上場、その後、2019年に第一部への上場市場変更を行い、2022年4月にはプライム市場へ移行した。
2023年8月期の売上高は前期比35.7%増の880億4300万円、営業利益は同67.4%増の115億6900万円で15期連続増収、7期連続で過去最高益を更新した。
SHIFTの成長戦略の中で重要な柱の1つがM&Aだ。これまで31件のM&Aを行い、2023年には上場企業で最多となる10件のM&A案件をリリース。時価総額は上場時からおよそ185倍の6300億円程(2023年12月末時点)の規模まで拡大。グループ会社も毎年平均で約130%成長を続けている。さらに、海外M&A/PMIの専門チームやEVACコンサルというSHIFT流の経営コンサル部隊を新設するなど、体制強化を積極的に進めている。
本号特集インタビューでは、同社のM&A戦略を担っているキーパーソンの山路亜紀 執行役員 兼 広報IR部 部長と小島秀毅 グループ経営推進部 部長、株式会社SHIFTグロース・キャピタル 取締役にSHIFTのM&A/PMI戦略とそれを支えるIR戦術について聞いた。

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