M&A専門誌マール 2013年8月号 226号(2013/07/15発売)

特集: 業界地図が塗り替わる人材サービス産業/■2013年上半期M&Aデータ一挙掲載■

派遣、請負、求人広告、職業紹介で構成される人材サービス産業の市場規模は約9兆円と推定されている。同産業の過半を占めるのが派遣事業だが、08年度の約7兆8000億円をピークとして、デフレ不況に加えて労働者派遣法による規制強化によって10年度には約5兆3000億円にまで縮小してきている。こうした国内市場の縮小に対応して業界各社はシェア獲得、サービスメニューの多様化、特色あるサービスの強化による差別化、さらに海外市場の開拓など様々な生き残り戦略を展開しており、それに伴ったM&Aにも積極的に取り組んでいる。本号特集では、この人材サービス業界に焦点を当て、弊社データベースに基づいてM&A動向をまとめるとともに、有力アナリストによる業界の現状分析と競争が激化する中での主なプレーヤーの戦略を概観、さらに、インテリジェンスの買収で総合人材サービス戦略を強化し、業界トップのリクルートHD を追撃するテンプHDをケーススタディとしてレポートした。

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