M&A専門誌マール 2015年3月号 245号(2015/02/15発売)
特集: アクティビズムとショートターミズム
2015年は、日本企業にとって、投資家との対話・エンゲージメントが本格化する年となる。昨年2月に日本版スチュワードシップ・コードが公表され175の機関投資家がこれを受け入れているほか、12月にはコーポレートガバナンス・コードの原案が公表されるなど、上場会社と機関投資家の対話・エンゲージメントを促す仕組みが整ったからだ。今後は、対話が進んでいく中で、投資家のアクティビズムはより活発化すると考えられ、これに企業はどう対応するか、それに伴うショートターミズムの弊害をどう防ぐかが、課題となる。一方、欧米のアクティビストの動きも大きく変化し、アクティビスト・ファンドと機関投資家とが共同して企業に株主提案する事例も出ている。欧米におけるアクティビスト・ファンドの最近の動向の変化を紹介しながら、今後課題となる日本企業の対応の在り方を、実務専門家の皆様とともに考えたい。
今月のコンテンツ
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伊藤忠、CPと中国CITICへ出資1.2兆円
[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]2015年3月号 245号
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「日本とアジアのクロスボーダーM&A動向(5)」2014年は過去最高。今年1兆円で幕開け
[データを読む]2015年3月号 245号
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GLOBAL M&A 2015年3月号
[GLOBAL M&A]2015年3月号 245号
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コーポレートガバナンス・コードを超えて -持続的な企業価値創造に向けた課題は何か
[視点]2015年3月号 245号
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No.175 法と経済学も理解しながら日本型経営の水先案内人として企業の信頼を得る
[マールインタビュー]2015年3月号 245号
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三生医薬―― カーライルと組んで健康食品、医薬品の製造受託でトップを目指す
[マールレポート ~企業ケーススタディ~]2015年3月号 245号
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第75回 現地採用(下)
[ポストM&A戦略]2015年3月号 245号
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アウトバウンド型のM&Aの留意点
[M&A戦略と法務]2015年3月号 245号
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第93回 経済の好循環の拡大と平成27年度税制改正
[M&A戦略と会計・税務・財務]2015年3月号 245号
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第121回 コンビニエンスストア業界 業界地図を塗り替えるサークルKサンクスの去就
[業界動向「M&Aでみる日本の産業新地図」]2015年3月号 245号
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第69回 『予感』
[【小説】経営統合の葛藤と成功戦略]2015年3月号 245号
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【ジェイ・キャピタル・パートナーズ】新興国への事業展開を含め、投資先の企業価値極大化を支援する
[M&Aの現場から]2015年3月号 245号
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今月の一冊 『「良心」から企業統治を考える――日本的経営の倫理』
[書評]2015年3月号 245号
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次号予告と編集後記(2015年3月号)
[編集部から]2015年3月号 245号