M&A専門誌マール 2016年2月特大号 256号(2016/01/19発売)

特集: 2016年の日本経済とM&A動向/■2015年M&A全データ 一挙掲載■

安倍(晋三)総理が、「アベノミクス」の新たなステージとして「新3本の矢」を打ち出した。新3本の矢は、「希望を生み出す強い経済」(名目GDP600兆円達成)、「夢をつむぐ子育て支援」(出生率の1.8への回復)、「安心につながる社会保障」(介護離職ゼロ)の3つ。旧「3本の矢」である「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「投資を喚起する成長戦略」では、第1の矢の日本銀行による大胆な金融緩和は日本経済に円安・株高効果をもたらしが、財政政策、成長戦略については道半ばという受け止め方が少なくない。こうした中で打ち出されたアベノミクス第2ステージが目指すものは何か。また、ようやく大筋合意にまでこぎ着けたTPP(環太平洋パートナーシップ)の日本経済に及ぼす影響について伊藤元重・東京大学大学院 経済学研究科教授にうかがった。グローバル経済では、先ごろ第3次の支援策が決まったギリシャの経済危機の行方が2016年の国際金融秩序を考える上で見逃せないポイントとなっている。2010年のユーロ危機発生以来、いまだに収束を見せないギリシャ危機の今後をどう読めばいいのか。竹森俊平・慶應義塾大学経済学部教授に語っていただいた。
経済学者お2人の特別インタビューのほか、本号では、当社のM&Aデータをもとにした2015年のM&A回顧、さらにM&Aのエキスパートの方々にアンケートを行い、2015年のM&A市場の総括と2016年のM&A動向を占っていただいた。合わせてお読みいただきたい。

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